皆様今日こんばんは!現役ICU・認定看護師のNパパです!
先日Twitterにも上げましたが、素晴らしい本と出逢ってしまったので皆様に共有します!!!!
その本というのが「呼吸管理が楽しくなる」こちらの本でございます^^
- タイトル:人工呼吸器に活かす!呼吸生理がわかる、好きになる
- 著者:田中竜馬先生
超有名な田中竜馬先生の本です!!個人的に先生のファンでございます笑
この本はこんな人にオススメ!
- クリティカルケア 部門の人
- 人工呼吸器に携わる人
- 呼吸認定療法士に興味がある人
- 呼吸を深めたいけど教科書見ると眠くなる人・・
- 教科書が嫌いな人(←これワタシ笑)
最大の特徴は難しい内容なのにとにかく読みやすい!
内容は「人工呼吸器に活かす!」というミッションの通りに、最終的には人工呼吸器の話になります。
ただ患者さんの呼吸状態をアセスメントして人工呼吸器を適切な設定に変更したり、モニタリングするには根本である呼吸の生理学が理解できていた方が有利です。
生理学から人工呼吸器の実践まで・・痒いところに手の届く一冊!!笑
ただ生理学ってホントに堅い!堅すぎる!ってぐらい教科書は短調で難しい・・・
そんなイメージがあると思います。。
この本は人工呼吸器に活かすことがゴールなので、その部分に必要な部分のみ順序立てて書いてあります。そして特徴的なのが読みやすい!ってことです。
勉強するための本だけど読みやすいのはホント重要♪
読みやすい!というのは以下のポイントになります。
- 優しい話し言葉で書かれているので会話しているみたい
- 「今は分からなくて良いです」「言葉だけ抑えておく」のように安心させてくれる
- 小難しいところは症例ベースで解説してくれる
教科書はかた〜い言葉だからとっつきづらいんですよね。。概論も長いし笑
読みやすさというだけでもオススメできる本です^^
人工呼吸器については以前の記事でも解説していますのでお時間ある方はどうぞ^^
素晴らしい構成
この本は大きく以下の構成になっております。
- 呼吸の指令や調節
- 呼吸運動の方法(肺や筋肉)と検査の解釈
- 呼吸のガス交換(酸素運搬からガス交換障害など)
- 人工呼吸器について
- 実践編
これを見ると堅苦しい内容に思ってしまうんですが、読みやすさでサクサク読めます!
難しい言葉がたくさん出て調べながらじゃないと読めない!ということは一切ないです。
教科書って結局、言葉を調べることに時間がかかって諦めてしまいがちですがこの本はそれがありません。
必要なことはきっちり説明してくれるからです。
この本は順番に読むのがオススメ!
この本の特徴は
- 言葉やキーワードを先に出す
- 順序よく言葉を解説
- それが各論で生きてくる
なので順番に読み進めていくことでより理解が深まります!!
自分が勉強したことのある部分も切り口が違ってたりするとさらに知識が深まります^^
看護師がこの本を読むことで得られるメリット
この本を看護師が読むことで得られるメリットはたくさんあります。
例えばこんなことありませんか?
教科書でガス交換障害のシャント・V/Qミスマッチを知ったけど患者さんでは結局見分けられない!!
この本ではガス交換障害のパターンをフロー図で示されているので、簡単に見分けられます♪
これを見分けられることで
- 体位変換はどうするかを考えられる
- SpO2下がった時の対処法を考えられる
- 離床の時の注意点について理解できる
などなど・・
メリットは超絶あります笑
あとはこんなケースです。
あれ!!気道内圧が30cmH2Oを超えてる!!1回換気量も圧かけてる割には少ない・・
などなど人工呼吸器の患者さんを受け持っていると良くあるトラブルだと思います。
これに対しては医師が対処することです。
しかし、、ですよ!
医師の思考過程がわかることで
- 予測しながら先回の行動ができる!
- 報告の緊急性が理解できる!
特に人工呼吸器では自分でボタンをポチポチ押すだけでたくさんの情報が得られます。
さらにその情報と組み合わせてフィジカルで所見をとることで呼吸マスターへの仲間入りです笑
ということで臨床でかなり活躍できる知識満載のこの本を絶賛オススメします^^
他にも認定になる前には以下の竜馬先生の2つの本でガッツリ勉強しました♪
やっぱり分かりやすいんですよねぇ笑
まとめ
- 呼吸のことが体系的にわかる本
- とにかく”読みやすさ”だけでも価値がある
- 人工呼吸器に活かすというゴールにむけて段階的に学習できる
以上参考になれば嬉しいです!
医療関係以外にも生活を豊にするアイテムなどの記事を書いているので良かったら見てください^^
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